前回より冬の北海道の写真をお届けしているが、その続きとなる。
今回はかつて北海道内で活躍していた特急形車両、キハ183系をご紹介する。
末期は札幌~網走間の「オホーツク」と、旭川~網走間の「大雪」に使用されていた。

札幌駅で出発を待つ。

グリーン車はハイデッカー構造になっており、大きな窓と相まって景色を楽しむのに最適だった。

どんなに技術が進んだとしても、最後に安全を守るのは「人の目」である。

ポイントを抜けて身をくねらせながら遠軽駅に入線する「オホーツク」。

こちらは「大雪」。冬の繁忙期を迎えてどの列車も増結が行われている。

折り返しの列車は、デビュー当時の塗装を復刻した車両が先頭を飾っている。

凍り付いた川のほとりを、エンジン音を響かせながら通過していった。
撮影:2023.2