2月に「K-3 MarkⅢ」を購入し、初めてPENTAXユーザーになった。
K-3 MarkⅢはとても良いカメラだと思う。撮ることが楽しいと感じる。
小型で高機能なミラーレス機にはもちろん心惹かれるものがあったが、
自分がカメラに求めるものを考えた末に、あえてレフ機、という選択に至った。
街歩きにぴったりな、格好良い20-40mmのレンズをセットで購入した。

ところが何度か撮影に持ち出すうちに、カメラのAFは前ピン傾向で、
レンズは片ボケ気味という問題をこの個体が抱えていることに気付いた。
不安を抱えたまま使うことはできず、購入したばかりだが調整に出すことにした。
修理の申込みから完成までの一連の流れについて、
申込みページの説明では個人的に理解できない部分があった。
今後利用予定の方のために、実際に利用した流れをここに記しておきたいと思う。
①申込み
今回は自宅まで集荷に来てもらう「ピックアップリペアサービス」を利用した。
申込みはリコーイメージングのウェブサイト、もしくは電話で行う。
集荷希望日と時間帯を指定することができる。
15時までの申込みでは翌日以降、15時以降の申込みでは翌々日以降の集荷となる。
私は木曜日にウェブサイトから申込みを行い、土曜日に集荷してもらうことにした。
申込みフォームでは機材名とシリアルナンバー、故障内容の詳細などを入力した。
②集荷
指定の日時にヤマト運輸が梱包資材を持って集荷に来る。
ここで注意すべきは、資材が届くのと集荷は同時だという点である。
つまり、カメラを梱包する時間がないのだ。
以前にキヤノンの同様のサービスを利用した際には、先に資材が届き
自分で梱包を行い、梱包が済んでから集荷を依頼するという流れだった。
ヤマト運輸の配送員に尋ねると、やはり利用者が梱包する時間はないと言い、
梱包しないまま預かって、営業所に着いてから箱詰めすることもあるとのことだった。
私は精密機器であるカメラをそのまま運ばれることに不安を感じたため、
配送員にお願いして、玄関先で資材を広げて急いで梱包させてもらった。
保証修理の場合には保証書を同封することを忘れないようにしよう。
修理依頼票、もしくは申込みフォームの確認画面をプリントしたものも添付する。
なお梱包資材はヤマト運輸の持ち物で、営業所の在庫が切れてしまう場合があるという。
③修理
修理はリコーイメージング認定の委託業者にて行われた。
リコーイメージングは自社の修理部門を持っていないのだろうか?
今回は保証修理のためか、修理の経過や見積もり等の連絡は一度もなかった。
④完成
完成の連絡もなく、宅配便のお届け通知で発送されたことを知った。
集荷の翌週の土曜日に完成品が到着したため、
ちょうど一週間で手元に戻ってきたことになる。
修理内容にもよるだろうが、とてもスピーディだと感じた。
保証修理だったため、送料を含め、一切料金は発生しなかった。
修理を担当する業者によっては、送料が発生する場合があるかもしれない。
⑤おわりに
完成品は前ピンも片ボケもしっかり調整されており、満足のいく仕上がりだった。
このサービスについては集荷の方法やメーカー修理でないことなど不安材料もあったが、
今後は安心して利用することができそうだ。担当してくださった方に感謝を申し上げたい。
新しい相棒として、K-3 MarkⅢとはこれから長い付き合いになるだろう。